徒歩10分は何メートル?答えは800m|徒歩15分は何キロかも

駅へ向かう住宅街の道 生活
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物件情報の「駅徒歩10分」。
これは何メートルのことなのか、気になったことはありませんか。
結論からお伝えします。
徒歩10分は800メートルです。不動産広告では「80メートルを1分」で計算する決まりがあります。
徒歩15分なら1,200メートル(1.2km)、徒歩5分なら400メートル。
ただし、この時間には信号待ちも坂道も入っていません。
この記事では、徒歩◯分と距離の早見表、広告のルール、実際に歩くと何分かかるのかを整理しました。
※ルールの内容は2026年10月時点で確認したものです。

徒歩◯分は何メートル?早見表

広告の表示 距離 キロに直すと
徒歩1分 80m ―
徒歩3分 240m ―
徒歩5分 400m 0.4km
徒歩7分 560m 約0.6km
徒歩10分 800m 0.8km
徒歩12分 960m 約1km
徒歩15分 1,200m 1.2km
徒歩20分 1,600m 1.6km
徒歩25分 2,000m 2km
徒歩30分 2,400m 2.4km
計算は「分 × 80 = メートル」。
逆に、距離から時間を出すときは「メートル ÷ 80」で、端数は切り上げます。
正確にいうと、「徒歩10分」と書かれている物件は、721〜800メートルのどこかです。
たとえば730メートルなら、730 ÷ 80 = 9.1分。端数を切り上げて「10分」と表示されます。

「80メートルで1分」は、広告のルール

徒歩時間の計算ルール

この数字は、不動産会社がそれぞれ決めているものではありません。
業界のルールである「不動産の表示に関する公正競争規約」の施行規則で、次のように決められています。
項目 ルール
速さ 道路距離80メートルにつき1分として計算する
端数 1分未満は切り上げて1分とする
距離のはかり方 直線ではなく、実際に歩く道路に沿った距離
はかり始める場所 マンションやアパートは、建物の出入口
時速に直すと、80m × 60分 = 時速4.8km。
大人が少し早足で歩くくらいの速さです。

2022年に、はかり方が変わった

このルールは、2022年9月に改正されています。
それまでは、敷地のいちばん駅に近い地点からはかってよいことになっていました。大きなマンションでは、敷地の入口から自分の棟の出入口までで数分かかる、ということがあったのです。
改正後は、建物の出入口が起点になりました。
棟がいくつもある大きなマンションでは、駅からいちばん近い棟と、いちばん遠い棟の両方の時間を表示することになっています。
古い広告や、改正前に作られた資料を見るときは、この違いを頭に入れておいてください。

実際に歩くと、表示より長くかかる理由

広告の「徒歩10分」と、実際の10分は同じではありません。
表示の時間に入っていないものが、4つあります。
入っていないもの どれくらい変わるか
信号・踏切の待ち時間 大きな交差点や踏切が1つあれば、1〜3分のびる
坂道・階段・歩道橋 上りは歩く速さが落ちる。行きと帰りで時間が変わる
駅の中の移動 着く場所は駅の出入口。改札やホームまではさらに数分
マンションの中の移動 玄関から建物の出入口まで。エレベーター待ちを含めると数分
「徒歩10分」の物件は、玄関を出てから電車に乗るまで15分前後とみておくのが現実的です。
高層階に住む場合や、地下深いホームの駅では、さらに余裕が必要になります。
もうひとつ、歩く人によっても変わります。
時速4.8kmは、大人が荷物なしで歩く速さです。小さなお子さんと一緒のとき、ベビーカーを押しているとき、買い物袋を持っているとき、ヒールの靴のときは、1.2〜1.5倍の時間がかかると考えておくと安心です。

駅徒歩15分は遠い?

徒歩5分・10分・15分の距離の違い

徒歩15分は1,200メートル。実際には、家を出てから電車に乗るまで20分ほどです。
毎日の通勤・通学なら、往復で40分。これを長いと感じるかどうかは、暮らし方で変わります。
表示 距離 暮らしの感覚
徒歩5分以内 〜400m 雨の日も苦にならない。駅前のにぎやかさは近い
徒歩10分 〜800m 毎日歩くのに無理のない距離。物件の数も多い
徒歩15分 〜1,200m 歩けるが、雨の日や荷物の多い日は長く感じる。自転車があると楽
徒歩20分以上 1,600m〜 自転車やバスを前提に考える距離
徒歩15分の物件を検討するなら、次の3つを確かめると判断しやすくなります。
  1. 実際に歩いてみる……できれば通勤する時間帯と、夜の両方
  2. 道のようすを見る……坂、信号の数、街灯、歩道の広さ
  3. 自転車が使えるか……マンションの駐輪場に空きがあるか、駅前に駐輪場があるか
駅から少し離れると、同じ予算で広い部屋や新しい建物を選べることが多くなります。
「遠いからだめ」と決めてしまう前に、歩いてみて、道の感じを確かめてから決めるのがおすすめです。
中古マンションを選ぶときに見ておきたい点は、こちらにもまとめています。
→ 省エネ基準適合住宅と中古マンションの選び方|宅建士の見極め方

自分で距離と時間をはかる方法

気になる物件があったら、内見の前に地図アプリで調べておくと便利です。
  1. 地図アプリで、物件の住所から駅までの徒歩ルートを出す
  2. 表示された距離(メートル)を80で割る → 広告の表示と合っているか分かる
  3. ルートの途中に、大きな交差点・踏切・坂がないかを見る
地図アプリの徒歩時間は、アプリごとに想定している速さが少しずつ違います。
広告の時間とぴったり合わないことがありますが、距離が大きく違わなければ問題ありません。

よくある疑問

徒歩1分は何メートル?

80メートルです。広告の「徒歩1分」は、1〜80メートルのどこかを表しています。

1キロは徒歩何分?

1,000 ÷ 80 = 12.5分。端数を切り上げて、広告では徒歩13分と表示されます。

自転車や車の時間にも、決まりはある?

徒歩のような「◯メートルで1分」という一律の数字は、自転車や車にはありません。
広告に書くときは、走る道路の距離をあわせて示したうえで、ふつうにかかる時間を表示することになっています。

「バス10分、バス停から徒歩3分」はどう読む?

バスに乗っている時間と、バス停から物件まで歩く時間を分けて書いたものです。
バスを待つ時間は入っていません。朝の本数と、最終バスの時刻もあわせて確認してください。

まとめ|徒歩10分は何メートル?

夕方の駅前の並木道

  • 徒歩10分は800メートル、徒歩15分は1,200メートル(1.2km)
  • 不動産広告は「80メートルで1分」・端数は切り上げで計算する決まり
  • はかるのは建物の出入口から駅の出入口までの道路距離(2022年9月改正)
  • 信号・坂・駅やマンションの中の移動は入っていない
  • 実際は、表示の時間に5分ほど足して考える
  • 徒歩15分の物件は、歩いてみる・道を見る・自転車が使えるかで判断する
数字の意味が分かると、物件情報の見え方が変わります。
納得のいく住まい選びの参考になれば幸いです。

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※本記事は、不動産公正取引協議会連合会「不動産の表示に関する公正競争規約」および同施行規則(2022年9月1日施行の改正内容を含む)をもとに、2026年10月時点で作成しています。実際の所要時間は、道路の状況や歩く速さによって異なります。