一人暮らしで毎日シャワーを浴びたりお風呂を利用する人は多いと思いますが、お風呂掃除はどのくらいの頻度で行うのが適正なのでしょうか?
結論から言うと、一人暮らしのお風呂掃除は毎日行わなくても週1回しっかり行えば大丈夫です。
ただし、常にお風呂を清潔かつ快適に保つためには、毎日の入浴後に習慣としてやっておきたいこと、月1回はやっておくべきことがあります。
今回の記事では、快適なバスタイムを送るために知っておきたい「お風呂掃除のポイント」についてご紹介していきます。
お風呂掃除の頻度について
お風呂掃除について、他の人がどの程度行っているのか?興味深いデータをご紹介します。
株式会社AlbaLinkが全国の男女500人を対象に行ったアンケート「お風呂掃除に関する意識調査」
- お風呂掃除の頻度:
毎日(55.0%)、週1回(13.4%)、2日に1回(11.6%)、3~4日に1回(11.4%) - お風呂掃除をするタイミング:
入浴前(208人)、入浴後(139人)、入浴の翌朝(65人) - お風呂掃除にかける時間:
5分以内(40.2%)、~10分(28.2%)、~15分(17.8%)
(引用元:「高く売る不動産」https://wakeari-hikaku.com/48807/)
このアンケート結果から、半数以上の方は毎日お風呂掃除を行っているものの、掃除にそこまで時間をかけられていないことが分かります。
一人暮らし/お風呂掃除の効率化
一人暮らしでは、仕事や学校から帰った後に多くの時間を家事にかけてはいられません。
基本的には、一人暮らしのお風呂掃除は週1回で十分と思います。しかし、忙しい日常の中でも快適なバスタイムを創出するには、毎日できる簡単なお手入れを心がけたいもの。
毎日の入浴後に実践すると効果的な簡単お手入れ、週1回、月1回に行うとさらに効果的にお掃除ができるポイントについてご紹介していきます。
毎日のお風呂掃除ポイント
浴槽をシャワーで洗い流す
お風呂から上がった直後の浴槽は、実は汚れを落とすのに最適なタイミング。入浴後の温かい浴槽では、石鹸カスや皮脂汚れが柔らかくなり掃除がとても簡単です。
空になった浴槽を、シャワーを最も熱い温度にしてサッと洗い流しましょう。
時間が経つほど汚れがこびりついてしまうので、毎日お風呂上がりにこれを行うだけでも、浴室を綺麗に保つことができます。
もちろん、シャワーのみの使用や、浴槽に直接座らない場合は毎日行う必要はありません。
水切りワイパーで水分除去
お風呂掃除の際にとても強力なアイテムが水切りワイパー。お風呂使用後、壁や床に残った水分をサッと一拭きするだけで水分を取り除けます。
水分が残るとカビが発生しやすくなりますが、水切りワイパーでしっかり水気を取り除くことで、そのリスクを大幅に減らせます。
換気が最も大切
湿度の高い浴室はカビの温床となりますが、適切な換気をすればカビの発生を抑えられます。
お風呂の使用後は換気扇をしっかり回すことが鉄則。浴室に窓があれば、開放して新鮮な空気を入れましょう。換気はお風呂掃除の要であり、少しの手間で清潔な浴室が保てます。
週1回のお風呂掃除ポイント
一人暮らしを始めたばかりの人にとって毎日のお風呂掃除はハードルが高いけど、休日の10分程度はお風呂のお手入れにあてたいものです。
まずは、百均ショップでお風呂掃除用の道具を揃えておきましょう。風呂用スポンジ、ブラシ、浴室用洗剤、カビキラー、ビニール手袋は必須アイテムです。
週1度行うお風呂掃除は、日々の疲れを癒やしてくれるバスタイムのために必要な作業と思ってください。といっても慣れれば難しくないので、安心してください。
それでは、手順を説明していきます。
浴室全体にシャワーをかける
浴室全体にお湯をかけ、表面の汚れや髪の毛をあらかじめ洗い流します。この工程だけで浴室内の汚れがかなり取れるので、後の掃除が楽になります。
浴槽と壁のお掃除
スポンジに浴室用洗剤をたっぷり付けて、浴槽や壁を優しく磨きましょう。浴槽の底や壁の隅など、汚れがこびりついている箇所はブラシが効果的です。
蛇口とシャワーヘッドのお掃除
蛇口やシャワーヘッドも、お風呂掃除では重要なポイント。水垢がつきやすいので、専用のクリーナーを使ってきれいにしましょう。
実は、シャワーヘッドは細菌の温床となっています。シャワーヘッドが分解可能なら内部までしっかり洗い消毒を行うことをおすすめします。
小物類のお掃除
シャンプーやボディソープのボトルや椅子、洗面器などをスポンジで軽く磨いておきます。
床&排水口のお掃除
床や排水口周辺は、ブラシで少し力を入れてしっかり磨くことがポイント。排水口周辺は特に髪の毛や石鹸のカス等が溜まりやすい部位なので、こまめに汚れを落としておかないと後が大変です。
仕上げのシャワー
最後に総仕上げとして浴室全体に再度お湯をかけ、洗剤をしっかりと洗い流しましょう。すすぎ残しがないよう念入りに行います。
換気を忘れずに
掃除の前に換気扇を回しておいてもよいですが、しばらく換気扇を回して新鮮な空気を入れましょう。これで洗剤のにおいや湯気で部屋が蒸し暑くなるのを防ぎます。
週1回に以上の手順でお掃除をすることにより、浴室を清潔に保つことができます。
月1回のお風呂掃除ポイント
月1回行ってもらいたいのが、換気扇(フィルター)の掃除と天井のカビ取りです。
換気扇(フィルター)の掃除
お風呂の換気扇のフィルターは、湿気と一緒にほこりや汚れを吸い込むため、定期的な清掃が必要です。フィルターが詰まると換気の効率が落ち、湿気が溜まりやすくなります。
この状態を放っておくと、カビの温床になってしまう可能性があります。掃除の際はまず換気扇の電源を切り、フィルターを取り外しましょう。
水洗い可能なフィルターの場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で優しく洗います。風通しの良い場所でしっかり乾燥させてから戻すのがポイントです。
天井のカビ取り
お風呂の天井は湿度が高く、カビが生えやすい場所です。カビが生えると見た目が悪いだけでなく、健康にも悪影響を及ぼします。
月1回の掃除で、カビ取り専用の洗剤を使用し、天井のカビをしっかり取り除きましょう。カビ取り剤をスプレーした後はしばらく置いておくのがポイント。最後に清潔な布で拭き取ります。
この時、カビ取り剤が目に入ったりお肌に触れると大変なので、必ずゴム手袋やマスクを着けてから作業しましょう。
また、換気扇を回してしっかり換気することも忘れずに。定期的に天井のカビを取り除くことで、清潔で快適な浴室を保てます。
たまには利用したいプロの清掃サービス
時にはプロに任せるのも賢い選択。プロの清掃サービスを利用することで、見違えるほどピカピカなお風呂に蘇ります。
普段手が回らない汚れやカビも、プロならではの専門技術で徹底的にきれいにしてくれます。その後のお手入れもぐっと楽になるので、自分へのご褒美としてプロのサービスを試してみるのもおすすめです。
まとめ
今回は、一人暮らしにおけるお風呂掃除のポイントについてご紹介してきました。
毎日の習慣にしたいこととしては、
- 浴槽を熱いシャワーで洗い流す
- 水切りワイパーで水を切る
- 換気
週1でしっかりお風呂掃除を行い、月1で換気扇のフィルターや天井のカビ取り。たまには、プロの清掃サービスを利用するもおすすめです。
快適なバスタイムで日々の疲れを一掃するためにも、できることから実践してみてください。