一人暮らしのお風呂事情についての話題です。毎日湯船に浸かるのは面倒だし勿体ない、シャワーで十分!そんなふうに考えている方も多いのでは?
今回の記事では、一人暮らしにおけるお風呂に入っている人の割合についてや、お風呂とシャワーそれぞれのメリットとデメリットについて考察していきます。
一人暮らしで湯船に浸かる頻度
バスリエ株式会社が2023年2月に実施した「一人暮らしのお風呂に関心のある男女200人」を対象とした調査によると、
お風呂に毎日浸かっている人は、全体の約3割。毎日ではなくとも、週に数回は湯船に浸かる人が7割を占めています。具体的な割合は以下の通り。
- 毎日浸かる:29%
- 週に3~6日浸かる:18.5%
- 週に1~2日浸かる:25.5%
- シャワーのみ:26%
- 家で入らない:1%
毎日湯船に浸かる人を男女別にみると、男性18%、女性38%。やはり女性の方が多いんですね。
さらに、湯船に浸からない理由のアンケート結果は、
- 光熱費・水道代の節約:34.29%
- 準備や掃除が面倒:28.57%
- 時間がない:13.33%
- バスルームが狭い:10.48%
- 追い焚き機能がない:4.76%
- その他:8.57%
準備や掃除が面倒という理由より、光熱費・水道代の負担を軽減したいという理由が若干高い割合を示しています。
(引用元:「毎日浸かるのは約3割!一人暮らしのお風呂の調査報告 https://www.bathlier.com/media/survey/living-alone-chousa/)
湯船に浸かることのメリット
ここでは、湯船に浸かることのメリットについてご紹介していきます。
湯船に浸かると身体が温まり、血の巡りがよくなることで体内の老廃物の排出がスムーズになります。毛穴が開いて皮脂や汚れがしっかりと洗い流されるので、お肌も綺麗になります。
忙しい毎日の中で、自分を労わるためにゆったりとしたお風呂の時間を持つことはとても重要。お風呂に入っている間はストレスから解放され、心身ともにリフレッシュできます。
これらの効果はシャワーを短時間浴びるだけでは、なかなか得られないものです。
湯船に浸かることのデメリット
一人暮らしの約7割の方は、毎日は湯船に使っていません。その理由にもあげられていたのが、
- 掃除の手間がかかる。
- 水道光熱費がもったいない。
- 湯船に浸かる時間がもったいない。
シャワーのみの場合は、これらのデメリットがかなり軽減されます。
一人暮らし用の住居はユニットバスが狭いことも多いので、湯船に浸かるとしても体育座りで窮屈な姿勢を強いられます。
シャワーを浴びるならば広さは必要ありませんので、ストレス無く使用できるという点もメリットと言えます。
湯船に浸かるハードルを下げる
費用面が気になっている場合は、以下のことを実践することで少し軽減されます。
- お湯はりの量を最小限にする。(半身浴)
- 残り湯は洗濯に使う。
- 追い焚き機能を使わない。
- シャワーヘッドを節水型にする。
平日の忙しい時はシャワーだけですませ、休日は朝風呂でゆっくり湯船に浸かるというのもおすすめです。
参考までに、浴槽にお湯を貯める量は、シャワーを15~20分間浴びるのと同等になります。平日であればせいぜい朝晩1回ずつという方が大半だと思いますが、合計時間が15分を超える場合は湯船に1回浸かることを考えてもよいかもしれませんね。
その残り湯を洗濯に使って、湯船が空になったらすぐに掃除をすることをおすすめします。入浴直後の温かいうちに掃除をすることで、汚れも落ちやすくカビ対策にもなります。
たまには銭湯も
銭湯には自宅のお風呂にはない魅力やメリットがあります。毎日は難しいでしょうが、たまには銭湯に行くのもよいですね。
銭湯は自宅の浴槽よりも広いので、手足を広げてゆったりとお湯に浸かることができます。入浴しながら軽いストレッチもできますし、広々とした空間で開放感を感じリラックスできるでしょう。
まとめ
今回の記事では、一人暮らし生活において湯船に使っている人の割合や、シャワーだけで済ませている理由などの実態についてや、それぞれのメリット・デメリットをご紹介してきました。
湯船に浸かることのメリットを知りつつも、時間や費用がもったいなかったり掃除が面倒だったりという理由で、シャワーで済ませている人が多いのが実態。
忙しい平日はそれでも仕方ないですが、せめて週に1日や2日の休日だけでもリラックスした気分で湯船に浸かり、疲れを癒やしてみてはいかがでしょうか。