スマートフォンの普及により若者のパソコン離れが進んでいるというデータがあります。パソコンを持つかどうかは、生活スタイルや仕事、趣味に大きく左右されるものです。
今回の記事では、一人暮らしでパソコンを持つべきかどうか?というテーマについて、メリットやデメリットなども含めて考察していきます。
パソコン要否の判断基準について
パソコンが必要と判断される人
以下の項目いずれかに当てはまる場合、パソコンで作業したほうが効率よく作業を進められます。
- テレワークが多い
- 頻繁に情報収集を行う
- クリエイティブな活動をする
テレワークが多い
テレワークではパソコンがあると作業効率が格段に向上します。スマホでも基本的な操作は可能ですが、EXCELやWordなどのソフトを扱うことが多い業務には適していません。
パソコンを使えば、長文のタイピングが快適になりますし、リモート会議の際に共有された資料も大きい画面で確認できます。
ショートカットキーを駆使することで作業のスピードを上げたり、自分好みのマウスやキーボードを選ぶなど自分に最適な作業環境を整えることが可能です。
頻繁に情報収集を行う
キーボードで長文入力もできますし、一度に複数の画面を開くこともできるので、スマートフォンに比べてパソコンの方が効率的に検索をすることができます。
フォルダ分けやタグ付けで情報を整理し、後でデータが探しやすくなるのもメリットです。頻繁に検索作業を行い情報収集する場合は、パソコンを選ぶとよいでしょう。
クリエイティブな活動をする
クリエイティブな作業には、パソコンが最適です。大きな画面で複雑な画像編集や動画制作を手軽に行えます。
情報を検索しながらの作業や、複数のアプリケーションを同時に使用することが可能で、クリエイティブな作業の幅を広げたいなら、やはりパソコンを持つことが望まれます。
パソコンが不要と判断される人
これまでの項目に当てはまらない方は、パソコンが無くても特に問題ないはず。つまりパソコン不要と判断できます。
日常的な使用が主にインターネット閲覧や動画視聴、メールチェックなどに限られる場合、スマートフォンやタブレットがあれば必要十分です。
大きな画面で視聴したい場合は、モニターと接続するケーブルだけ準備しておくとよいですね。
パソコンとスマートフォンの比較
パソコンとスマートフォンについて、それぞれのメリット・デメリットを比較していきます。
パソコンのメリット
まずは、パソコンのメリットについてみていきましょう。
入力作業の効率化
パソコンではキーボード操作によりタイピング速度を大幅に向上させることができます。対して、スマートフォンは短いメッセージ入力は便利ですが、長い文章を書くには少々時間を要します。
具体的な平均値としては、パソコン(キーボード)では1分間に60~80ワード入力できるのに対し、スマートフォンでは最大で30ワードと言われます。
ブラインドタッチを習得すればより速く正確にタイピングできますし、コピペなど頻繁に用いる作業はショートカットキーなどを使ってさらなる効率化が可能。
特に、文章作成やプログラミングなど文字入力が多い作業においてパソコンが適しているといえるでしょう。
専門的なアプリの使用
Excel、Word、PowerPointに代表されるMicroOfficeソフトや、Adobe PhotoshopやIllustratorなどの専門的なアプリケーションソフトは、パソコンでないと使いこなすことは困難です。
スマートフォンでも簡単な作業はできますが、複雑なデザイン作業や高度な操作が求められるタスクを実行するのには適していません。
特にデザインやプログラミングなど専門的なキャリアを目指すなら、パソコンは欠かせないツールとなります。
仕事モードへの切り替え
机に向かってパソコンで作業をすることで、一気に仕事モードへ切り替えられ集中力も増します。これがスマートフォンだと、どこでも使えるのは便利なものの集中力を維持するのは容易ではありません。
ついつい寝転がってみたり、動画を視聴してしまったり、LINEなどの通知が気になったりなど。よほど強い意思がない限り、仕事モードを続けるのは困難です。
パソコンのデメリット
パソコンのデメリットついては、インターネット環境が別途必要であることと、持ち運びに不便であることとがあげられます。
ノートパソコンであれば持ち運びができますが、スマートフォンやタブレットのような手軽さはありません。
また、何か検索したり、仕事でファイルを共有したり、メールでやり取りしたりする場合は、インターネット環境が必要です。
外出先ですとモバイルWi-Fiを携帯するか、スマートフォンのテザリングやWi-Fiが使える場所で作業しなければならない点は、スマートフォンと比較してデメリットといえます。
スマ―トフォンのメリット&デメリット
スマートフォンのメリットはなんといっても、いつでもどこでも使える手軽さにあります。片手で持ちながら指だけの操作ですから、初心者でもすぐに慣れて使うことができます。
アプリも直感的に使えるものが多く、電話やカメラとしての機能も有し、公共交通機関のチケットレスの端末としても利用できるなど、日常生活には欠かせないものとなっています。
一方、日常的に頻繁に使用するため、バッテリーの消耗が早くすぐに充電が必要となることと、長文の入力や専門的なアプリを用いたタスクには向いていない点がデメリットとしてあげられます。
まとめ
今回は、一人暮らしにおいてパソコンの要否を判断するのに、パソコンとスマートフォンの比較についてや、それぞれのメリットとデメリットなども含めて考察してきました。
情報収集やクリエイティブな作業、リモートワークにはパソコンが非常に便利ですが、動画視聴や単純なウェブ閲覧にはスマートフォンやタブレットで十分です。
結局のところ、パソコン要否の判断基準は個々の生活スタイルや仕事、趣味によって異なります。一人暮らしでは場所や経済面での制約も含めて、今回述べてきたことを参照して要否を判断していきましょう。